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ここが違うよ!特別支援教育

●障害者権利条約との整合性

 条約の第24条(教育)の1項には、(b)「障害者が、その人格、才能及び創造力並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達させること」とあるが、これは本来(c)の「自由な社会に効果的に参加することを可能とすること」とあわせて解釈する必要がある。

 特別支援教育は、結論的に(b)の内容を重視しており、(c)の内容は無視されている。障害のある人は社会に仲間入りすることより、常に障害の改善に向き合っていなければならないのか。

 

“多様な学び”だぁ?

 文科省は、特別支援学校が権利条約でいう「多様性の尊重」の一翼を為しているとしたいのだろう。しかし、それは無理だと考える。特別支援学校は、普通学校から物理的に離れたところで、障害のある子どもを無期限に集め教育するところである。本人・保護者が、そのときの要望によって、学びの場を自由に選べるという意味での多様性は皆無に近い。普通学級、通級指導教室、特別支援学級は、教員たちの運用次第では、「この時間だけ通級指導教室で」などと多様性・連続性が担保される。特別支援学校は他の支援とは違い、多様な学びの場として機能し得ない。

これらを踏まえた上で…

大フォーラム
 11月29日行動 
へのご参加を!

 わたしたち‘「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム実行委員会’は、下記のように、次の行動をおこないます。

​☆2024年11月29日(金)
午後4時;衆議院第二議員会館前 集合
午後7時;厚生労働省前 解散

①    国連の障害者権利委員会の総括所見を推進するため、総理大臣などへの申し入れ
・午後4時、衆議院第二議員会館前に集合し、内閣府に移動。これまでに集めた署名を添えて、内閣府への請願をおこないます。

②    厚生労働省前行動

・午後5時から、厚労省前で、アピールとビラまき行動
 精神病院や入所施設における隔離・収容体制を続け、地域社会で生活するための保障を行わない厚労省。 隔離された中での虐待や死亡事件について、責任ある調査も対策も打とうとしない厚労省。 福祉を受けられない「制度の谷間」に置かれた人々の状況を改善しない厚労省。
社会保障制度、しょうがいしゃの制度、介護保険制度をはじめとする、社会保障制度を危機にさらす、厚労省。
 こうしたそれぞれの思いを、厚生労働省の前で、訴えましょう。


 

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